妊娠確認(妊娠判定)

もしかして妊娠したかも?
と思ったら当院へご相談ください

もしかして妊娠したかも?と思ったら当院へご相談ください「生理が遅れている」「微熱が続いている」「なんとなく体調がよくない」という場合、妊娠の可能性があります。妊娠を希望している方も希望していない方も、まず確認すべきは本当に妊娠しているのか・正常に妊娠しているのかという点です。
特に、妊娠を希望していないからといって妊娠確認をせずにいると週数が進み、中絶手術の負担が大きくなる・中絶自体ができなくなるということが懸念されます。
何らかの心身の変化で妊娠の可能性を感じたときには、お早目に当院にご相談ください。

妊娠の初期症状

妊娠初期に見られる心身の変化についてご紹介いたします。

1強い眠気、怠さ

胎盤の発達に伴う「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」、妊娠を継続させるための「プロゲステロン」の分泌により、強い眠気や怠さを感じるようになります。

2おりものの変化

卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌が盛んになるため、おりものに以下のような変化が見られることがあります。

  • 量が増える、水っぽくなる
  • クリーム色になる

3便秘、おならが増えた

主に黄体ホルモンの分泌が増えることで腸の動きが鈍くなること、子宮が大きくなることで腸が圧迫されることにより、便秘気味になったり、おならが出やすくなったりします。

4乳房の張り、乳首の痛み

卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌が盛んになることで、乳腺・乳管が発達します。そのため、乳房に張りを感じたり、乳首に痛みを感じることがあります。

5吐き気、胃のむかつき

妊娠による吐き気や胃のむかつきは、「つわり」としてよく知られています。
はっきりとした原因は分かっていませんが、ホルモンバランスの変化に耐えきれずに現れるものとの指摘があります。

6下腹部の張り、腹痛

子宮が大きくなることから、腸や膀胱が圧迫され、下腹部の張りや腹痛が生じることがあります。

7ニキビ、肌荒れ、吹き出物、口内炎

ホルモンバランスの変化により、ニキビ、肌荒れ、吹き出物、シミ、口内炎などが生じることがあります。

8頻尿

子宮が大きくなることによる膀胱の圧迫、腎臓の働きの活発化による尿量の増加などが重なり、頻尿をきたすことがあります。

9食欲・食事の嗜好の変化

食欲増進・減退、食べ物の好みが変わる、特定のものばかり食べたくなるといった変化が見られます。

10においに過敏になる

あるにおいが嫌いになる、気分が悪くなるといった変化が生じることがあります。「においつわり」とも呼ばれます。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)によって起こるものとされています。

11微熱が続く

妊娠初期は高温期にあたるため、微熱や熱っぽさを感じる状態が続きます。

12頭痛

ホルモンバランスの変化、黄体ホルモンの血管拡張作用によって、頭痛が起こることがあります。

13着床出血

子宮内膜に受精卵が着床したときに、1~2日の出血が認められることがあります(着床出血)。
生理による出血と比べると、出血量が少なくなります。

14生理の遅れ

特に生理周期が一定である場合には、もっとも分かりやすい妊娠のサインと言えます。生理予定日より1週間以上遅れている場合には、市販の妊娠検査薬をしてみるか、産婦人科を受診するようにしましょう。

15めまい、ふらつき

低血圧、貧血、自律神経のバランスの変化などにより、めまい、ふらつきが起こりやすくなります。

16イライラ、憂うつ

ホルモンバランスの変化により、わけもなくイライラしてしまったり、憂うつな気分になってしまうことがあります。

17腰痛

出産に備えて分泌されるリラキシンというホルモンによって、腰まわりの関節・筋肉・靭帯が緩み、骨盤の安定感が低下することで腰痛を引き起こすことがあります。

クリニックへは
いつ受診したらいいの?

妊娠確認(妊娠判定)の検査では、受精卵が子宮内膜に着床するときに作られる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」と呼ばれるホルモンが、尿中で一定以上あるかどうかを調べます。
検査での判定が可能となるのは、生理予定日の約1週間後です。そのタイミングでの受診がよいかと思います。

妊娠判定の流れ

産婦人科で行う妊娠判定の流れについてご説明します。
市販の妊娠検査薬で陽性であった場合も、子宮外妊娠などの異常の有無の確認のため、必ず産婦人科を受診するようにしましょう。

1.問診

問診自覚している心身の変化などについてお尋ねします。
ご不安、ご不明の点がございましたら、何でもお尋ねください。

2.尿検査

尿検査尿検査による妊娠判定を行います。

3.膣内超音波検査

膣内超音波検査膣内超音波検査(経膣超音波検査)を行います。
下着を脱いでいただくため、着脱のしやすい服装でお越しくださいますようお願いします。

初診の際に必要な持ち物や服装

持ち物

基本的な持ち物をご紹介します。ご不明の点がございましたら、事前にお電話でお問合せください。

  • 健康保険証
  • お薬手帳(なければお薬をお持ちください)
  • 診察券(すでにお持ちの場合)

※妊娠確認(エコー検査)のみであれば診察費用は、初診料込みで6,000円(税込み)です。
※妊娠確認は基本的に自費診療ですが、状況によっては保険診療になることがありますので、健康保険証をお持ちください。

服装

検査では下着を脱いでいただく場面がございますので、着脱のしやすい服装でお越しくださいますようお願いします。

  • トップス:血液検査を行うことがあるため、袖をめくりやすいものがよいでしょう。
  • ボトムス:パンツスタイルの場合、すべて脱ぐ必要があります。スカートであれば、下着を脱いでめくるだけで済みます。
  • メイク:顔色のチェックを行うため、ナチュラルメイクでお越しください。

望まない妊娠の場合

当院では、人工妊娠中絶手術を
行っています

医師による妊娠の確定診断が必要です

母体保護法により、妊娠の診断がはっきりするまでは、人工妊娠中絶を行うことができません。また、診察時に正常妊娠と判断できない場合には、子宮外妊娠を考慮しそのことを予め患者様にお伝えしておく必要があります。
そのため産婦人科では、妊娠5週頃の胎嚢確認、6週頃の胎芽確認、7週頃の心拍確認の上で、妊娠の確定診断を行います。
しかし、人工妊娠中絶を行う場合には、母体保護の観点から早期処置が求められるため、胎嚢確認をもって妊娠の確定診断を行うのが一般的です。

早期のご決断が、お身体・こころの負担を軽減することになります

人工妊娠中絶は、妊娠11週6日までの「初期中絶手術」と、妊娠12週0日~21週6日までの「中期中絶手術」に分けられます。
中期中絶手術は、初期中絶手術と比べて母体のリスク、費用がどうしても高くなります。特に母体への肉体的・精神的負担を軽減するためには、初期中絶手術、またその中でも早期の実施が望ましいとされています。
出産するか中絶するかということでお悩みの方、あるいは中絶することは決めているけれどなかなか受診できない方は、どうぞ相談だけでもお早目になさってください。その後、患者様の決心がつきましたら、できるだけ早いタイミングで手術日を設定いたします。

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