このような症状やお悩みは
ありませんか?
- おりものに血が混じっている
- おりもののにおいが強い
- 以前よりおりものが増えた、色が違う
- 外陰部のかゆみ、痛み、腫れ
- 外陰部の水ぶくれ、イボ
- 月経以外の不正出血
- 下腹部の痛み、違和感
- 性交時、排尿時の痛みがある
- のどの痛み
- 脚の付け根のリンパ節の腫れ、発熱が続く
- パートナーが性感染症になった
- 交際前、結婚前に性感染症の検査を受けたい
当院ではクラミジア検査
(子宮頸管)・淋菌検査(子宮頸管)の結果を
即日お渡し可能
通常、4~5日を要するクラミジア検査・淋菌検査ですが、当院では即日検査結果をお渡しすることができます。お急ぎの方は、お気軽にご相談ください。
なお、それ以外の性感染症の検査結果につきましては、以下を目安にした日数を頂戴しております。
その他の検査結果について
(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎)
性感染症の種類 | 検査結果のお渡し期日 |
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梅毒・B型肝炎・C型肝炎 | 2~3日 |
HIV | 7~8日 |
性感染症とは
「性感染症」とは、性行為による粘膜の接触が原因となり感染する疾患の総称です。一般には「性病」と呼ばれ、5~19歳の21人に1人、20~24歳の16人に1人の女性が感染しています。クラミジア感染症・淋病感染症・梅毒・HIV感染症などがよく知られています。その他、性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・膣トリコモナス症などがあります。このうちクラミジア感染症が最も多く、性感染症の半数以上を占めます。性感染症は1度の性行為でも感染することがあります。コンドームの使用が感染予防に対して非常に重要ですが、感染してしまった場合はパートナーとのピンポン感染を防ぐため、パートナーも同時に検査・治療を行うのが原則です。
※ピンポン感染:治療が完了しても、パートナーが未治療であれば再度感染する。
性感染症はどのように感染するの?
性器性交だけではなくオーラルセックス・アナルセックスなどにより精液・膣分泌物・血液が粘膜に接触することで感染します。性行為の多様化により性器だけでなく口腔・咽頭への感染も広がっています。握手・回し飲み・コップなど食器の使い回し・タオルの共有・お風呂など日常生活で感染することはほとんどありません。
※膣トリコモナス症:衣類(タオル・下着)、便座、浴場などから感染することもあります。
※性器ヘルぺス:口唇ヘルペスから性器ヘルペスを発症することもあります。
性感染症の種類(症状・検査・治療)
膣トリコモナス症
特徴 | ・若年層から中高年まで幅広い年齢層にみられる。 ・性行為以外にも衣類(タオル・下着)、便座、浴場などからでも感染しうる。 ・性交経験のない女性や幼児にもみられる。 |
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概要 | (病原体)トリコモナス原虫 (潜伏期間)5日~1か月間 (その他の感染経路)接触感染 |
症状 |
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検査 | 膣分泌物の検鏡、培養法。 |
治療 | 膣錠または内服薬による治療を行います。 (処方例) ・フラジール膣錠(250mg)1日1錠×10~14日間(膣内投与)。 ・フラジール錠(250mg)1日2錠×10日間 |
淋菌感染症
特徴 | ・20歳代の女性に多く、近年増加傾向にあります。 ・子宮頸管炎の約50%が無症状。 ※男性では尿道からの膿性分泌物と排尿時痛があるため発見されやすい。 ・治療せず放置すると上行性に感染し、骨盤内炎症性疾患(子宮・卵巣・卵管・骨盤腹膜などの感染)を発症する。また不妊・異所性妊娠の原因となる。 ・オーラルセックスによる咽頭(のど)感染例が増加している。 ・耐性菌の出現が問題となっている。 |
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概要 | (病原体)淋菌 (潜伏期間)2~7日間 (その他の感染経路)母子感染(産道感染) |
症状 |
※子宮頸管炎の約50%が無症状。 |
検査 | 子宮頸管・咽頭の擦過検体からPCR検査で検出。 ※クラミジアとの混合感染も多いので同時に検査を行うことが望ましい。 |
治療 |
※1~2週間後に治療効果判定を行う。 (処方例)※耐性化が進んで注射薬が主体。確実に有効な薬剤は注射剤のみ。 |
クラミジア感染症
特徴 | ・性感染症の中で最も多く、10~20歳代の若年者に蔓延している。 ・子宮頸管炎の約90%が無症状。 ・治療せず放置すると上行性に感染し、骨盤内炎症性疾患(子宮・卵巣・卵管・骨盤腹膜などの感染)を発症する。また不妊・異所性妊娠の原因となる。 ・オーラルセックスによる咽頭(のど)感染例が増加している。 |
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概要 | (病原体)クラミジア・トラコマチス (潜伏期間)1~3週間 (その他の感染経路)母子感染(産道感染) |
症状 |
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検査 | 子宮頸管・咽頭の擦過検体から抗原検査・PCR検査で検出。 ※淋菌との混合感染も多いので同時に検査を行うことが望ましい。 |
治療 | 抗生物質の内服による治療を行います。
※3~4週間後に治療効果判定を行う。 (子宮頸管炎・咽頭炎の処方例) |
梅毒
特徴 | ・若年者を中心に急増している。とくに20歳代前半。 ・顕性梅毒(症状あり)と無症候性梅毒(症状なし)に分けられる。大半が妊婦健診や手術前検査などで偶然発見される無症候性梅毒。 ・全身性、慢性の性感染症。無症候期(症状なし)と顕性期(症状あり)を繰り返す経過をたどる。 ・感染症法(第5類)により7日以内の届け出が義務付けられている。 ・HIV感染との合併が近年増加している。 |
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概要 | (病原体)梅毒トレポネーマ (潜伏期間)3~4週間 (その他の感染経路)血液感染、母子感染(胎内感染) |
症状 |
・感染後3週頃に感染した部位(外陰部・口唇・口腔内・肛門など)にしこりをつくり、血液やリンパ液を介して全身に感染する。 第1期(3週間~):初期硬結(硬くて小さな赤いしこり)、硬性下疳(硬いしこりの中心部にできる潰瘍)、鼠径リンパ節腫脹。 ※バラ疹:体幹を中心に顔面・手のひら・足の裏に出るうっすらとした赤い発疹。小さなバラの花に似ていることからバラ疹とよばれる。 |
検査 |
病変部から梅毒トレポネーマを検出する。しかし、大半は無症候性梅毒であることから抗体検査(STS・TPHA)が必要となる。 (梅毒検査の結果)※当院の検査結果にはRPR(STS)・TP抗体(TPHA)で記載されています。 ・偽陽性:自己免疫疾患・肝疾患・妊婦など梅毒感染以外でのSTS陽性反応。16倍以上はまれ。 |
治療 | 抗生物質の内服による治療を行います。
(処方例) ※ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応:治療開始後、数時間で39℃前後の発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・皮疹などが起こることがあり、これは急激な梅毒トレポネーマの死滅が原因と考えられている。 (治療効果の判定方法)治療終了時、治療後3・6ヵ月後ぐらいで検査を行い、STSによって治療判定を行う。 |
性器ヘルペス
特徴 | ・初発と再発に分類される。 ・一度感染すると生涯にわたり神経節に潜伏感染する。免疫低下時(心身の疲労・風邪など)に再発を繰り返す。 ・口唇ヘルペスが性器ヘルペスを発症することがある。オーラルセックスによって増加している。 ・現在のところ潜伏しているHSVを完全に排除する治療薬は存在しない。 |
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概要 | (病原体)単純ヘルペスウイルス(HSV)1型または2型 主に1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスの原因。 (潜伏期間)2~10日間 (その他の感染経路)母子感染(産道感染)、接触感染 |
症状 |
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検査 | 視診で診断されることが多いが、確定診断は水泡・潰瘍からのHSV抗原の検出。 |
治療 | 抗ウイルス薬の内服や軟膏による治療を行います。 重症例では点滴による治療を行うこともあります。 (処方例) ・初発:バルトレックス錠(500mg)1日2錠×7~10日間。 ファムビル(250mg)1日3錠×5日間。 ・再発:バルトレックス錠(500mg)1日2錠×5日間。 ファムビル1日(250mg)3錠×5日間。 ※再発抑制療法(頻回に再発を繰り返す例):バルトレックス(500mg)1日1錠(毎日)。 ※早期短期治療(初期症状を自覚した時点):ファムビル(250mg) 1日8錠×1日間。 |
尖圭コンジローマ
特徴 | ・10~20歳代に多い。 ・外陰部だけでなく、膣壁・子宮膣部・肛門周囲・直腸にもみられる。 ・高い再発率。3ヵ月以内に約25%が再発するため、治療後3ヵ月間のフォローアップが必要。 |
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概要 | (病原体)ヒトパピローマウイルス(6・11型) (潜伏期間)3週~8ヵ月間(平均約3ヵ月) (その他の感染経路)母子感染(産道感染) |
症状 |
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検査 | 基本的には肉眼で診断可能であり、確定診断は組織診を行う。 |
治療 | 軟膏を塗布したり、電気メスで焼灼・切除、冷凍療法といった治療を行います。
・4価HPVワクチン(ガーダシル)による予防が可能です。 (処方例)ベセルナクリーム:1日1回、週3回、就寝前に塗布×16週間 |
HIV感染症、AIDS(エイズ)
特徴 | ・わが国ではいまだに新規HIV患者もAIDS発症者も増え続けている。 ・他の性感染症に罹患していると3~4倍もHIVに感染しやすくなる。 ・AIDS(後天性免疫不全症候群)を発症するまでには5~10年を要する。 |
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概要 | (病原体)HIV(ヒト免疫不全ウイルス) (潜伏期間)急性感染期:2~3週間、AIDS期:5~10年 (その他の感染経路)血液感染、母子感染(胎内・産道・母乳感染) |
症状 |
・感染2~4週間後に発症。 |
検査 | 血液検査にて、ヒト免疫不全ウイルスを確認します。 血液検査でHIV抗体を確認します。 ※HIV抗体検査は感染した機会から6~8週間以降に抗体が現れるので、3ヵ月以上経過してから受けると正確な結果が得られます。 |
治療 | 抗HIV薬の内服による治療を行います。 |
当院の性感染症検査と費用(自費検査)
検査項目 | 費用(税込み) |
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子宮頸管淋菌 | 2,500円 迅速検査: 3,000円 |
咽頭 淋菌 | 3,000円 |
子宮頚管クラミジア | 通常検査: 2,500円 迅速検査: 3,000円 |
咽頭クラミジア |
3,000円 |
子宮頸管クラミジア・淋菌セット | 4,000円 |
咽頭 淋菌・クラミジアセット | 5,000円 |
梅毒 | 2,000円 |
HIV | 2,000円 |
B型・C型肝炎セット | 2,000円 |
性感染症セット (子宮頸管クラミジア・淋菌、梅毒、HIV) |
8,000円 |
膣分泌物検査(トリコモナス、カンジダ、一般細菌) | 3,000円 |
細菌培養 | 3,000円 |
ハイリスクHPV検査 | 4,000円 |
※初診料込み
※性感染症セット:尖圭コンジローマ・性器ヘルペス病変も視診・膣鏡診で確認します。
※1,000円(税込)で証明書を発行できます。